投与サポート

スピンラザの髄腔内投与の工夫や患者さんのニーズに合わせたクリニカルパスをご紹介します。

スピンラザ投与時のクリニカルパス(愛知医科大学病院の例)
愛知医科大学病院 小児科 岩山 秀之 先生

スピンラザ治療を受ける際、運動機能評価や安静のために複数日の入院を要することが少なくありません。しかしながら、就学・就労中のSMA患者さんの場合、入院期間中は学校や仕事を休まなければならず、投与スケジュールとの調整が困難になることがあります。
その場合、スピンラザ治療を適正に継続するためにも、できるだけ入院期間を短くしたいという患者さんのニーズに合わせたクリニカルパスが必要となります。ここでは、投与2回目以降は、患者さんの状況に応じて日帰り入院でのスピンラザ投与も行っている愛知医科大学病院のクリニカルパスをご紹介します。

初回投与時(1泊2日)


初回投与時は、画像検査や初回運動機能評価のためにも1泊2日入院を推奨しています。
愛知医科大学病院では、局所麻酔のみを使用してスピンラザ投与を行っているため、絶食にはしていません。

2回目以降投与時(日帰り)
※日帰り入院は投与2回目以降です。初回投与は1泊2日の入院となり、投与後は経過観察を行っています。


2回目以降の投与においては、初回投与にて大きな問題がなく、患者さんのニーズがある場合、日帰り入院での投与を実施しています。


「効能・効果、用法・用量、禁忌を含む使用上の注意」等の詳細につきましては添付文書をご参照ください。

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